岸田NISAに物申す!
さて、昨日に「岸田NISA」の発表がありました。
(一般NISAと“つみたてNISA”を一本化・投資上限額1500万円の方向で最終調整 政府・与党 | TBS NEWS DIGより引用)
細かい情報の説明は省きますが、「一般NISA」と「積立NISA」の非課税期間が無制限になり、生涯投資上限額が1,500万円に変更になります。
賛否の声が多い中、僕はTwitterで苦言を書いています。
その理由について、今回の記事で触れていきたいと思います。
今回、岸田NISAの拡充の報道の他に「増税のニュース」も報道されています。
現在、台湾が中国に進行されかねない状況下にあり、日本も防衛費を上げて国の軍事力を上げるために1兆円の増税をしないといけないと岸田首相は発言しています。
まず、この点についてから批判していきます。
そもそも、何故日本の国力が衰えているのか?
答えは簡単で少子高齢化が急速に進んでいるからです。
技術力の革新が進めば、人口が減ってもGDPが高くなる場合もありますが、基本的には「国の経済力=人口増加」ということが絶対条件にあります。
確かに、防衛費を上げる必要はありますが、こんなに急に来年から上げますっていうのは、今の衰退している日本では不可能だと思います。
一番やらないといけない「日本人の出生率を上げる政策」を無視して増税を行い、国民の生活負担だけを増やそうとしている。
そして、増税後は政治家の月給を25万円も上げるそうです。
おかしくないですか?国民には生活苦を強いるくせに、政治家は給料上げるんですか?
普通の企業であれば、経営が上手くいかない場合、まずは経営者の報酬を下げます。
それでも赤字が続く場合には、従業員に謝罪をして給料を下げるという流れで経営を行っていくのが常識です。
やってることが矛盾しすぎていますし、借金の取り立てを行う「ヤクザ」みたいなやり口だなと思います。
ちなみにですが、出生率を上げるために政治家がやらないといけないことは、「学生ローン制度」の廃止です。
これは人口減少の大きな原因となった愚策の代表格といえる政策で、今のゼロ金利時代(住宅ローンの固定金利で1.5%程度の時代)に、何と驚愕の5%もの金利を取り立てるぼったくり金融商品なんです。
私学の4年制大学を卒業した時点で約500~600万の借金、大学院卒で約1,000万の借金を抱えて新社会人になり、総支給20万円からスタート。
これで結婚できると思いますか?子供を産めると思いますか?
人口は減ってしまったのではなく、政治によって「減らされてしまった」が正解です。
話が逸れてしまったので戻しますが、何故岸田NISAに怒っているかといいますと、「生涯上限投資額」がショボすぎるからです。
例えば、1,500万円を安定した株式資産である「海外のインデックスファンド」で運用したとしましょう。
今から30年前に地道に積み立てた人は資産が約4倍になっていました。
つまり、1,000万投資した人は4,000万の資産に膨れ上がっていたということです。
しかし、世界経済も成長具合に頭打ちは必ずあるので、今後30年で4倍は不可能であるというのが私の考えです。
恐らく、資産が増えとしても3倍が限界ではないかと考えています。
つまり、1,500万→4,500万になるということ。
え?十分じゃない?と思う人が居ると思いますが、果たしてそうでしょうか。
僕は上限額が3,000万円、総資産が1億円ぐらいまで非課税で投資できる制度であるべきだと考えています。
学生時代にしっかりと金融教育を受けた人が20代から投資をスタートし、40代までの20年間で4,000万の資産を作れたとします。
そうした場合に、4,000万を使って家を購入したり、少し良い車を買おうとか、海外旅行に行ってみようとか、お金を使うと思いませんか?
40~65歳までの定年までまだ20年あるし、定年まで積立投資を行えば4,000~5,000万は作れるし、お金を使っても大丈夫!ってなって、消費が増えると思いませんか?
消費を活発にするためには、国民や企業のお金を増やす必要があります。
そうすれば、勝手に税収が増えていきますし、ましてや増税を強制して生活苦を強いるぐらいなら、代わりに「投資枠は非課税で総資産が約1億円まで増やせるような制度作るから、自分で勉強して稼いでください」というフォローがないといけないと思います。
税金は馬鹿みたいに上げる、投資上限額がショボすぎるという現状を見ていると本当に何も考えていないことが明確に分かりますし、経済の勉強なんて一切してなくて、感覚で政治を行っているんだなと思います。
確かに、僕は素人なのでこの記事で書いた内容が100%正しいとは言いません。
ですが、「岸田首相」よりはまともな見解だと思っています。
個人の考えばかりを書いてしまってすみません。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。